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どす -大切にしたい日本語-

日本語表現
05 /29 2017
 先日見ていたテレビドラマで、拳銃のことを「どす」と呼んでいた。これまで刀、ナイフなどの刃物で、人を傷つける為のものを言うのだと思っていたのだが・・・。

辞書を引くと、「短刀または凄みのこと」とある。
(恐い人たちの伝統的な喧嘩道具)

脅す(おどす)の略で、「どす。」
① ゾッとするような様・態度・言動・・・凄み(脅すと直接的意味が通じる)
② 懐中に忍ばせることが出来る短い刃物(それにより凄みを利かせる)

どすを利かす・・・ドスをちらつかせ、凄みを利かす
どすの利いた声・・・太く低い凄みのある声(脅したりする時に出す低い声)

こうした意味を考えると、少し用法が違う気もする。拳銃も一種のどすと言えなくもないのかも知れないが、拳銃は「チャカ」、短刀が「ドス」なのではないか?

用例1.
「アニキ、本当にやるんですか?」
「あたりきよ、今夜、このドスを使ってな」


いやぁ、言葉って難しいですな。


あなた、いかしてるわ。どすの利いたいい声だわ。
Just kidding, sorry.

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埼玉ヤンミー

好きな映画:「天使にラブソングを Sister Act」
「アパートの鍵貸します The Apartment」
著作
①「44歳のアメリカ挑戦 ~4年半の留学生活~」
②「ぼくの海外散歩道 ~行ってらっしゃい見てらっしゃい~」
③「不思議な言い伝え ~日本の迷信、世界の迷信~」
④「貴方らしく、私らしく」
⑤「おさらい生活術」